これはー、
私が20年くらい前にお茶を習っていた頃のお話です。
お茶の先生を通じて、鎌倉のとあるお屋敷に呼ばれた時の話。
一緒に行った方の中に、某音楽大学の先生をされている女性がいて(結婚されていて旦那さんと一緒でしたが旦那さん影が薄かったなあ)、
行った先の鎌倉のお屋敷の敷地内に新しい家が建てられていて、その新築の家の完成お祝いということで、お茶の先生の手伝いで私まで行くことになりました。
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- 新築のお宅は和と洋が絶妙にマッチしてとても素敵なお宅でした。
- 大きなお屋敷の離れのように敷地内にこんな素敵な新築の家が建てられているなんて、代々の金持ちなんだなあと。
- カンカン!ゴングが鳴り始め、そこで始まった『女性同士の仁義なきマウンティングの戦い』
- 「パパに相談してみないと・・・。」
- 宴が終わった帰り道、音大の先生がお茶(女性独身)の先生と私(独身)にボソッと言った一言。
- あのお二人と同じような年ですが、結婚もせず、17平米のボロアパートでゴロゴロしています。私は面倒くさいことが嫌いなので、あのお二人のマウンティングとは全く関係ないところにいて『楽だし、まあ、そこそこ幸せ』なのかああ?
- 結論 自分がどんな生活をしていたら心地よいのか若いうちに気づき、周囲に流されずその選択をしていたら後悔はしない。
新築のお宅は和と洋が絶妙にマッチしてとても素敵なお宅でした。
鎌倉ですので、山の斜面があります。
その斜面を上手く使って家に辿りつくような段々のこじゃれた段になっており、そこに夜、足元を灯す小さな灯篭が一定間隔ごとに置いてありました。
上の写真は似たようなものをとフリー素材をつかっていますが、本物は絵柄はついておらずもっとスタイリッシュです。
(こんなに台風や水害が多いとがけ崩れが危ないんじゃないかと今は思うのですが、もう20年前の話で当時はここまで災害は多くなかったですしね)
大きなお屋敷の離れのように敷地内にこんな素敵な新築の家が建てられているなんて、代々の金持ちなんだなあと。
母屋は郷土資料館にでもなるような古いお屋敷でして、こちらは今回招待して下さった奥様の親御さん二人が住んでいるようでした。
今回は新築のお宅の茶室をお借りして、お茶を点てることになりました。
お茶の後はしばらく歓談し、その後に夕ご飯を振舞われることになります。
お料理はその奥様の知り合いの料理家の方が出張で来ており、こじゃれたキッチン(料理教室が開ける感じ)で料理を作っており、奥様と招待されたお客さんで女性の方数名も手伝っておりました。
(私も一応呼ばれてお料理の下ごしらえの手伝いをしておりました。)
カンカン!ゴングが鳴り始め、そこで始まった『女性同士の仁義なきマウンティングの戦い』
20年前くらいの話ですから。
私はあくまでもお茶の先生のお手伝いに来た人ということで、別にそこに参加していたわけではなく、全く関係の無い傍観者です。
招待された有名音大の先生の教え子さんが、夕食後の余興でピアノを弾くことになっていました。そこで音大の先生の話となりました。
音大の先生ですので(20年前はまだその界隈は景気が良かったらしい)、どこそこの音楽祭は良かった、自分の教え子がコンクールで賞を取ったといった話がされるわけです。
キッチンには男性はおりませんで、別室の大広間で男性陣はおりました。
(音大の先生は結婚されていた様子ですがその旦那さんはあまりぱっとされていない様子です。)
新築の家の話と招待した奥様の「素敵な奥様」の生活ぶりの話はどこへやら、話が音大教授の先生の話に持ってかれてしまいました。
そこの奥様もピアノをやっているようでして(大広間?には確かに大きなピアノが置いてありました。先生の教え子さんはそのピアノで演奏するようです)、
突然、
「今弾いているピアノはもう古いから、もっと良い音を出すピアノを新しく買おうと思っているの?やっぱり〇〇〇〇かしら?」
と音大の先生に聞いてきたのです。(〇〇〇〇というのは、私には年末年始のテレビの恒例番組『芸能人格付けチェック』に出てくる楽器名くらいしかピンと来ないです。)
「あら、そりゃあ、〇〇〇〇でしょうねえ。でもお値段が〇〇〇〇でしょうし。」
と答え、その値段に周りがぎょっとなった時、
招待した奥様が放った一言!
「パパに相談してみないと・・・。」
この場合のパパというのは、母屋にいる実のお父さんのことではありません。
一部上場大企業で役職付きになっている
お偉いさんの
旦那様です!
戦いの形勢・ターンは一気にそちらの奥様のほうへ・・・。
今度は、招待した奥様のお話(というか旦那さんとのラブラブぶり)となりました。
宴が終わった帰り道、音大の先生がお茶(女性独身)の先生と私(独身)にボソッと言った一言。
「私もあんなふうに相談してみたいものだわ・・・。」
金額の多寡ではなくて、バリバリとやっている女性なので(旦那さん大人しそう・・。婦唱夫随)、自分とは違った生活をしている女性がちょっとうらやましくなったのかなあと。
(私はそんなことより、
北鎌倉の古い家の塀を歩いていたハクビシンの姿に目が点となっていて
「鎌倉ってこんなのが普通に歩いているんだな」と感心して見ていましたが)
あのお二人と同じような年ですが、結婚もせず、17平米のボロアパートでゴロゴロしています。私は面倒くさいことが嫌いなので、あのお二人のマウンティングとは全く関係ないところにいて『楽だし、まあ、そこそこ幸せ』なのかああ?
20年前の話ですし、20年後の今、どうなっているかわかりませんし。
相続や介護で揉めていたり、
旦那さんがリストラされていたり、
自分がリストラになっていたり、
社会的地位がある分、誰かの保証人になってひどい目に遭っていたり、
出来のよい父親母親の元に生まれたお子さんがひきこもりになっていたり、
上手い儲け話があると牛とか水とかに投資して財産持ってかれたり、
まあ、いろいろあるんじゃないですかね。(←貧乏人のやっかみ大満載。大笑)
あ、プラス、今流行りの(流行りなのか)『不倫』とか。(その後に再構築するとかなんとかすごいしんどい世界だな)
結論 自分がどんな生活をしていたら心地よいのか若いうちに気づき、周囲に流されずその選択をしていたら後悔はしない。
誰も私の生活なんぞ羨ましいと思わないと思いますが、
とりあえず、長年の『希死念慮』が消えただけでもラッキーです。
昨年はホーチミンに行きましたが、今年はどこにも行っていないので、仕事の閑散期繁忙期がわかったこともあり、閑散期に合わせて、来年は台湾にでも行ってこようと思います。早割使って・・・。

誰に相談せずとも自分で選択してさっさと行動できることのほうが、私は気持ちよく生活できますわ。
今回もご訪問ありがとうございました。
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