週刊東洋経済10/26号『介護大全』を購入しました。四半世紀介護業界にいました。親の介護なんて考えたくないでしょうがとりあえず基礎知識は持ちましょう。

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プロフィールをどうぞ。

もう辞めています。

(正直、辞めて今は平穏に生活しています。)

 

一番の大問題!結局、親の介護費用っていくらかかるの?

 

 

これは、もう、ケースバイケースです。

親御さんの状態(身体的・精神的・生活の様子、etc・・・)でだいぶ変わってきます。

介護保険制度を利用すれば要介護度1~5 (要支援1・2は介護予防・生活支援サービス事業)

で費用が違ってきますのでまずここが基礎ですかね。

 

①介護保険サービスにかかる利用料

 

以下は厚生労働省『介護事業所・生活関連情報検索~介護サービス情報公表システム』より抜粋し、説明を私なりに加えたいと思います。

 

介護サービス

↑まず、こちらが基礎です。

以前は一律費用1割分が自己負担でしたが、高齢者でも十分な所得(そりゃ若い人より金持っている人は多い)があるということで所得によって2~3割負担の改正となりました。

がー、ここにはトリックがあります。

それは所得ではあって資産(金融資産)は除外なんですよね。つまり預貯金・不動産・株などの金融資産は除外されているということで、本当の金持ちは相変わらず逃げ道があるということです。

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②居宅(在宅)1ヶ月あたりの利用限度額

 

 

この金額ですが、実はもとになる『区分支給限度額基準額』という数字の単位があります。例として居宅(在宅)サービス単位を上げておきます。

区分支給限度額基準額

引用元~大阪府富田林市『区分支給限度基準額の改正及び介護保険被保険者証の取扱いについて』より

今月から単位が上がっているんですね。(現場を離れたので知りませんでした)

単純に10円をかければいいの?

いえ、実は、公的介護保険の単価は地域によって異なるんですよ。

公的介護保険の単価は地域によって異なる 【MY介護の広場】
公的介護保険の単価は地域によって異なるのページです。ご家族やご親族などの介護をされている方はご活用ください。老人ホームの選び方から介護の悩み、子ども向けコーナーまで情報満載!みんなが集う介護総合情報サイト

 

参考で↑明治安田生命グループの『MY介護の広場』のHPをお読み下さい。

つまり、国が定めた介護サービス利用の支給限度額の基準単位は同じですが、都会と田舎では円に換算すると金額が違ってきます。

ですので、

他地域の妹のお義母さんが利用するデイサービスとうちのお義母さんが利用するデイサービスの利用料金が違う、といったことがありますので、ご注意を。(とはいえそんな多額に違うわけではありません。)

 

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③施設サービス自己負担(例、特別養護老人ホーム要介護度5)の1ヶ月の自己負担の目安

 

施設サービス自己負担

皆さん、すでにご存知かと思いますが、特別養護老人ホーム入所は要介護度3以上の方が対象となっております。

また、上の金額は上限ではありません。施設によって+アルファがありますので、そこの部分はきちんと説明を受けられたら良いと思います。

なお、特別養護老人ホームですが、現在、入居待ち人数が多い(いつになったら入所できる順番が来るの?)のは有名ですが、

新設で箱(施設)はあっても稼働していないところも多いです。

働く人がいないためです。募集をかけても人が入ってきません。

 

それは何故かといいますと、

 

お給料のよい特定施設(介護付き有料老人ホーム)へ働く人達が移動しているからです。

 

これは、文句のつけようがありませんよね。

善意だけでは他人の親の下の世話はできませんので。

 

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④特別養護老人ホームへの施設入所が決まったら、負担限度額認定を市区町村に申請するのを忘れずに。

 

負担限度額認定

 

負担限度額認定

 

ご注意なのは、

入所だけではなく、在宅で月数日間、短期入所生活介護(ショートステイのことです)を利用している方も、この認定を申請できることです。

親切な自治体であれば、非課税世帯ということで対象者へ申請書が送られて来たりしますが、全ての自治体がそうだとは言い切れませんので、上記の対象じゃないかな?と思われた方はケアマネジャーや役所へ相談されたほうがいいです。

 

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⑤この負担限度額認定証は、介護老人保健施設・介護療養型医療施設、短期入所療養介護の場合にも使えます。

 

負担限度額認定

 

そもそも、介護老人保健施設・介護療養型医療施設、短期入所療養介護って、何?というお話ですが、

公的な介護老人保健施設には今のところ3つあります。

特別養護老人ホーム(老人福祉法ではそう呼ばれます。介護保険上は「介護老人福祉施設」です。)

介護老人保健施設(通常『老健』と呼ばれる)→医師や看護師による医療的ケアもしてくれるリハビリが主となっている施設です。医療的なケアもしてくれるため人気がありますが原則3ヶ月しかいられません。(ですが、地方によってはうまいことやって期間を延長しているところもあるようです。)

ここは利用者さんが混乱するところですが、医師の常駐が義務付けられていますが、あくまでも医療保険ではなく介護保険の施設の為、薬、注射、点滴、急性疾患で病院を受診したときの検査、薬にかかる費用は、医療保険が使えないのです。ですので、老健さん側で対応できない、例えば、施設で投薬できない薬が必要な方は受け入れを断っているようです。

介護療養型医療施設(療養病床)→介護保険適用の医療施設 重度の医療ケアが必要な方のための施設ですが、たしか、廃止する予定の方向だったはず。どうなっているんですかね~。

短期入所療養介護→医療ケアが受けられるショートステイのことです。ですので②や③の施設、他病院、診療所でもやっているところがあるようですが、②ならいざ知らず、医療機関系の短期入所療養介護はそう簡単には使用できないのが現状です。私もツテでお願いしたことがありますが、本当に『ツテ』です。

 

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⑥『高額医療・高額介護合算制度』って何ですか?

 

高額医療・高額介護合算制度

例えていうなら、

医療保険の『高額療養費制度』での払い戻しのようなものです。

これはさきほどの負担限度額認定とは違って、お役所側から対象となりますよとお知らせが来るケースが多かったです。要介護度5の方で介護保険サービス限度ギリギリに利用されている方ですと医療保険と合算され、対象となるケースの方が多かったです。こちらも気になる方はケアマネジャーや役所に相談です。

 

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忘れてはいけないことがあります。介護用オムツ代実費負担金額や医療系サービスが入った介護保険サービス利用料自己負担分の金額は、『医療費控除』の対象となったりしますので、確認をされたほうがいいです。

 

4月1日~3月31日でなく、1月1日~12月31日までの支払った金額が翌年の確定申告で、所得控除の対象となります。

介護をされている方・受けている方、でこれを知らない方がいますが、もしかして、と思われる方は、これも、ケアマネジャーか役所に相談されてみて下さい。(オムツの場合は薬局やドラックストアで親切な薬剤師さんが教えてくれたりします。)

 

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今回の記事は、介護保険サービスについての基礎で終わらせて頂きます。もっと詳しく書こうとするとかなり長文になりますので。

 

嫌味みたいになりますが(というか嫌みですが)

負担限度額、高額医療・高額介護合算制度、医療費控除など、知らないケアマネジャーの方がいます。

人が良くても、こういう知識がないというのは、利用者さんにとっても不利益となりますので、どうなんだろう、と私などは思いますけどね。

(↑辞めた人間が言うことではない)



 

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今回もご訪問ありがとうございました。

 

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